2013年10月10日

俳ラ19 四番、「チカちゃん 新宿の夜」神山てんがい

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沿い歩き狭きほどよき恋並木塩焼きをつまんで川にはしをかけ
君の居ぬ朝をイヌツゲ枯れて知り
さびて明日鋏になりたいふたりかな
鈴虫の恋文届かぬのっぽかな
落ち葉踏みあられをかじる君想ふ
一人寝の二人隙間は三里かな憐憫はお茶碗ちょうど二杯ぶん
喉仏に部屋を持ちたし君の住む
夢でまたついばんで居る君の草
つまりその、、、、あなたがえっと、、、、すす、、ごほん
カポックより私を部屋に立たせなさい 
キスしたいとレシートの裏に書いてみて照れて
丸める
十六夜にあたしを噛んでとピスタチオ一筆書きの愛撫かな

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宵のクチ二人で風邪をうつし合い
ふくろうがじっと見ている倦怠期

サイコロで明日死のうか生きようか
さいの目に見合い相手を託す酒
さいの目で決めた夫は懲役六年
さいの目に全て「負」の字が彫ってあり

神頼み百枚つづり紙不足


オスプレイ撃退用お酢スプレー配布シナチクに囲まれナルト沈みけり
五月雨を集めて汚染水ボトリング
味噌汁の具がピラミッドだ
還暦のマドンナ池にぼっちゃんと
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種馬の花も咲かせず脳溢血

トースターで安寧を焦がしちまったあるひまわりにともはなく

マイ吊り革ブーム到来

マルクスと言う名の猫が飢えており丼に元ボクサーの土左衛門
お前のスマホをあんかけにしてやる
話が切なすぎて疲労骨折
ちろりむし亡国嘆き不参加の秋空
娼婦が屏風にシュールに情夫の絵を描いた
情夫は毛布に娼婦のショーツでマスかいた
坊主が屏風に娼婦と情夫の情死を上手に上手に絵に描いた

秋風にテーブルチャージ新宿の女


posted by 二健 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 朗読作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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